本日ご紹介するのは難易度低めの動物シリーズ「柴犬」。
この商品は、1,300円で購入できるリーズナブルなお値段ながら、組んでいる時も、組んだ後も楽しむことができます。
もし、これからki-gu-miシリーズに挑戦される方がいらっしゃったのであれば、この柴犬は最初の1つとしてオススメです。
では、詳しく見ていきましょう。
なお、今回の商品はAmazonに売っていませんでしたので、店舗などで入手するのがオススメです。
「ki-gu-mi」柴犬レビュー概要
ki-gu-mi 柴犬 のレビューを3行で
- 組んでいる時、全くストレスがない。
- 細部が柴犬愛に溢れており、柴犬好きにはたまらない。
- 完成後の木製の置物として出来が非常に良い。
ki-gu-mi 柴犬のお値段・難易度など
- \1,300+税 のところを、2018年10月現在は\1,270でヨドバシカメラにて販売中(ネット/店舗ともに同一価格)
- 難易度2
- 製作時間は多分20分くらい。
これを書いている筆者
- ki-gu-miは3作目。
- 塗りとかはやったことないですが、プラモ組んだ数は(20年以上前は)結構な数だった気がします
- あとは前回参照。
ki-gu-mi 柴犬の3つのよいところ
楽しく、ストレスなく組めること
このki-gu-mi 柴犬、作っている最中、非常に楽しく組めます。
前回レビューした金閣寺と比べると、以下の3点が大きいでしょう。
- ランナー構成が秀逸
- 接続部分が単純
- 折れやすいパーツがない
ランナーには作る時の順番を考えたうえで各パーツが配置されています。
2枚組のランナーですが、1枚目に説明書の前半で使うパーツが、2枚目に後半で使うパーツがそれぞれ絶妙に配置されています。
金閣寺の時は8枚のランナーを行ったり来たりでパーツを探すのが大変だったので、このストレスのなさには感動を覚えました。
また、複数のパーツが複合的に接続の強度を保つような構成がなく、パーツ同士ががっしり組め、安心感があるところもポイントです。
さらに、細かいパーツはいくつかあるものの、折れやすいパーツはほとんどなく、組んでいてストレスを全く感じないのが良いですね。
プラモデルやペーパークラフト等を作り慣れている方には物足りない難易度だと思いますが、小さなお子様と一緒に知育玩具的に一緒に組み立てても良いのではないでしょうか。
柴犬好きにはわかる、あざといまでによく考えられたディティール
組んでいる最中に気づくのですが、この「ki-gu-mi 柴犬」、細かいところまで非常によデザインされています。
個人的に、特によかった3点を挙げるのであれば、
- 可愛くも特徴をよく表した口元の表情
- 美しいお腹からお尻にかけての横ライン
- 左右巻きをカスタマイズできる尻尾
です。
少々デフォルメされてはいるのですが、この口の形は柴犬の表情をよく表しています。
しかもベロ出し状態とのコンパチブルで、組み立てた後も容易に差し替え可能です。
そして、肩の後ろから腰にかけての曲線。
これ、柴犬好きの方であればわかってもらえると思いますが、絶妙です。
思わず撫でたくなるような理想の柴犬のお腹のライン。これが再現されています。
そして、尻尾の部分。赤く塗った部分は、実はパーツの組み方次第で左右反転できます。
日本テレビ系列で放映されている「志村どうぶつ園」では、柴犬の尻尾の巻き方は15種類あると以前言っていたそうです。
そのうちの「左巻き」「右巻き」を、この「ki-gu-mi 柴犬」では再現できます。
ほかにも、後ろ足の太もも部分に微妙な加工がしてあるなど、様々な加工がなされています。
この「ki-gu-mi 柴犬」、よほどの柴犬好きが設計したのではないかと思わせる出来です。
作った後は色々なところに無理なく置ける、完成度の高い木製の置物である
出来上がった「ki-gu-mi 柴犬」ですが、何もギミックはありません。
男性には昔懐かしの「ZOIDS」シリーズのように電動で動くわけではありませんし、女性に懐かしいリカちゃん人形のように可動してポーズをとれるわけでもありません。
しかし、ただ立っているだけでもすぐに「柴犬」とわかる姿だけでも、置き所が色々と考えられそうです。
完成後の置物としての利点ですが、これも3点挙げてみましょう。
- デフォルメ具合がほど良く、キャラクターっぽくない
- 頑丈でなおかつ軽い
- 大きさが絶妙で、様々な場所に置ける
まず、アニメなどのキャラクターものと異なり、柴犬そのものをこの商品は比較的忠実に再現しています。
デフォルメも口元くらいで、輪郭も含めてかなり硬派と言って良い出来。
部屋の内装と人にもよりますが、来客スペースにも割と抵抗なく置けるのは嬉しいですね。
次に、先日作った金閣寺と異なり、この「ki-gu-mi」柴犬は頑丈そのもの。
さすがに高所から落としたりするとパーツがいくつか取れると思いますが、胴体を掴んでほい、っと気軽に移動させられます。
木製で軽いのも運びやすくて〇ですね。置き場所を気軽に試せるのは非常に良い点だと思います。
最後に、完成品は112×42×93mmと非常にコンパクト。
例えば玄関の靴箱の上や、キッチンの脇、ちょっとした出窓など、気軽における場所も多いと思います。
(ただし、木製なのでトイレはやめておいた方がよさそうですね。臭いを吸いそうですし)
ki-gu-mi 柴犬の制作における注意点
「ki-gu-mi 柴犬」は制作が比較的簡単です。
しかし、鼻先のパーツや尻尾の先、足先など、細かいパーツがあります。
組み立て自体は結構簡単なのですが、ランナーから切り離す時は、やはりピンセットがあった方が良いのではないでしょうか。
また、一部ランナーから切り離す際、上記のように接続部分の一部がどうしても残ってしまいます。
ヤスリで少しこすってあげると簡単に取れますので、用意しておいてもいいのではないでしょうか。
まとめ
ki-gu-mi初心者にも柴犬好きにもオススメできる、「ki-gu-mi 柴犬」。
スペースも時間もコストもあまり取りませんので、ご興味のある方は、お気軽にお試しください。
次回予告
ついでに買っておいた姉妹シリーズ「si-gu-mi 柴犬」編に続く。
コメント
[…] 前回も取り上げた尻尾の左巻き/右巻きが選べる部分も、ちょっとした工夫次第で問題なく再現可能です。 […]
[…] あとはほかの回参照。 […]
[…] 「ki-gu-mi 柴犬」(筆者によるレビュー)と比較すると、ちょっと高さが低く、逆に胴長。並べて置いてみるのも、結構楽しいですよ。 […]
[…] こちら […]