こんにちは、ぬーいーです。今回とあと1回くらいは「ki-gu-mi」で行こうかと思います。
今晩ご紹介するのは「ki-gu-mi 姫路城」。お城です。男の子にとっては浪漫の塊ですね。
さて、こちらの製品、ヨドバシをはじめ、販売されているお店なら大抵置いてあります。
今回はヨドバシで購入。4,220円という価格は今までレビューしてきた製品に比べると高額ですが、難易度4以上の製品の中では比較的リーズナブルです。
今回はついに最高難易度の星5。
正月にゆっくり作る予定だったのですが、風邪で寝込んでしまい、体調が回復した1月下旬くらいから作り始めていました。
さて、姫路城。 では、詳しく見ていきましょう。
なお、今回の商品はAmazonに売っています。
ただし、店頭と価格が1,500円も違うため、可能ならばヨドバシなどの店舗などで入手するのがオススメです。
「ki-gu-mi」姫路城はこんな製品
製品内容はこんな感じです。8シートという豪華構成。
「ki-gu-mi」姫路城 のレビューを3ポイントで
- 難易度5。 文字通りの立体パズル。
- パーツ数が多く複雑だが、組みやすく工夫もされている。
- 一部パーツのゆがみや、接合しない上半分など、個人的には疑問点も。
「ki-gu-mi 姫路城」のお値段・難易度など
- \4,220でヨドバシカメラにて購入。(2018年11月)
- 難易度5
- 製作時間は6時間ほど。
これを書いている筆者
- ki-gu-miは10作目。 (7-9作目はいずれレビュー予定)
- 塗りとかはやったことないですが、プラモ組んだ数は(20年以上前は)結構な数だった気がします
- あとはほかの回参照。
「ki-gu-mi 姫路城」のもたらす「城造り感」が組んでいてすごく楽しい
この製品、上記の通り8シートもあり、パーツも非常に細かいです。
土台となるシートを除いた7シートに、241種類のパーツが散りばめられています。
そして、作る手順は基本的には「下から」となります。
つまり、土台に石垣を作るところから始まるのです。
この石垣から徐々に城が出来上がっていく感じが非常に楽しい。まるで実際の城の建築に関わっているかのような感覚を覚えます。
(実際の建築はだいぶ違うのでしょうが……)
難易度5だけあってかなり難しい工程も多いのですが、この「お城を作っている」感じがモチベーションを刺激、とても楽しく造ることができました。
「ki-gu-mi 姫路城」の制作時注意点
難易度5だけあり、要注意ポイントがいくつかあります。
まず全体的に、複数工程を経ないと固定されないパーツが多くあります。
実は最初の石垣部分から、最初の工程を経ただけでは結構ユルユル。
逆に言うと、最初ユルユルに感じても、後の作業でガッチリ固定される部分が多く、最初は割と適当に進めてもOKです。
次に、パーツNo.36。
壁パーツにはめ込んで屋根との接続を担当する補助パーツで、大量に必要になります。
しかしこの36、小さいうえに割れやすい。
この36ですが、上図の位置にピンセットを当てて力を入れることで、比較的綺麗にパーツをとることができます。
そして、最大のトラップは説明書P.6、工程8番です。
ここがなぜトラップなのかというと、
・「ki-gu-mi」という作品は、基本的にパーツナンバー順にシートからパーツを外して使う
・工程8番はパーツNo.142から171まで使うが、No.143だけがページの中のどこにも登場しない。
という、2つの理由があります。
つまり、No.143がないせいで
・説明書の誤植を疑ってしまう
・パーツの紛失を疑ってしまう
など、パニック状態に陥る危険性があるわけですね。
ただし、これは気にしないでOKです。
なぜなら、P.2の工程3番でパーツNo.143はすでに使われています。
ですので、工程8番で143が書いていないのは正しいのです。
「ki-gu-mi 姫路城」の制作FAQ
Q.長方形になるはずなのに、組んでても長方形にならない
A.材料の歪みから来る状態の模様。あまり気にしなくてもいい様子です。
こちらは私の作例で、P.3の工程3が終わった状態です。
見ての通り、非常に大きな歪みがありますね。
ただ、これは屋根をつけていくうちに自然と矯正されていくのか、最終的には無視して問題ないようです。
こちらはP.7の工程9まで完成した状態です。左手前側が先ほど歪んでいた部分ですが、上に構造物を置いたため、歪みが目立たなくなっているのがおわかりでしょうか。
また、屋根部分もきっちりハマるため、そこで歪みを多少矯正する方向で力が入っているとも思われます。
こちらはP.8の工程11、パーツNo.210まではめ込んだ状態です。
御覧の通り、外側の枠であるパーツNo.208~210に、非常に強い歪みが見て取れます。
立てるとこんな感じ。手前側のパーツ、ピンセットを置いておらず、パーツNo.211を填めるのに固定をしています。
つまり、重いものが乗るようなこともなく、歪んでいる状態。
こちらも、ほかのパーツがつけば、歪みはないように見えます。ここでも屋根を歪みの打ち消しに使っているように見えました。
Q.大天守の上部分って下とくっつかないの?
A.くっつきません。
どことも組み合わず、本当に「乗っけただけ」です。金閣寺とかほかの建造物はこういうのなかったんですが、これはどうにかならなかったのか……
Q.「ki-gu-mi 姫路城」の大きさってどのくらいだった?
私のki-gu-mi記事の大小比較でおなじみの「ki-gu-mi 柴犬」と比較すると、こんな感じ。
柴犬がまるで怪獣映画みたいですね……
縮尺は……姫路城をGoogle mapで見てみると、該当部分(備前丸から見上げた大天守と小天守)が40mくらいのようです。
280mm=0.28mを40mとすると……142倍くらいですか。
プラモデルで有名な「ガンダム」シリーズは1/144のものが多いので、それらはほぼ同じ大きさで置けそうですね。
Q.「ki-gu-mi 姫路城」を組む時、時間はどのくらいかかった?
A.冒頭にも少し書きましたが、6時間ほどかかりました。
間違っても1日で組みあがるとは思わない方が良いです。
冒頭から難所も多く、精神的に疲れます。
よほど作業場が狭かったり、使えるタイミングが限られたりしないのであれば、数日間かけてじっくり楽しむことをお勧めします。
※私は週末だけ使って5日間かかりました。ゴールデンウィークや夏休み、正月休みなどを使ってのんびり取り組むと、楽しいと思います。
Q.「ki-gu-mi 姫路城」、買いですか?
A.買いです。城作り、ホント楽しいです。今なら数量限定のカラーVerも売っているようですが、この100%木の色を生かしたこちらの商品も捨てがたいです。
ただし、細かいパーツが多いので、以下の工具があった方が安心です。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.47 精密ピンセット (ツル首タイプ) 74047
Posted with Amakuri at 2018.10.13
タミヤ(TAMIYA)
Posted with Amakuri at 2018.9.24
コクヨ(KOKUYO)
Posted with Amakuri at 2018.10.13
SUN UP
耐水ペーパー 紙やすり セット ( #400#1000#1500#2000 )各2枚 【大判サイズ】8枚入り(ミニサイズの48枚分) Randon 耐水 サンドペーパー
Posted with Amakuri at 2018.10.13
Randon
実はこの記事を書いている間に松本城も買ってきてしまいました。ki-gu-miでお城建築、プラモなどが好きな方にはホントオススメです!
参考:姫路城ってこんなお城
シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5層7階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。今、私たちが目にしている姫路城の大天守は、慶長14年(1609年)に建築されたもの。
400年以上が経過した現在でも、その美しい姿を残しています。
Wikipediaによると、現在の大天守は徳川家の家臣である池田輝政によるものの様子。城主はその後本多、松平、榊原、酒井と、私でも知っているような徳川家の重要な家臣の家系が城主を務めたようです。
江戸幕府はこの城を地域支配の重要拠点と見なしていたのでしょう。
改築前の時代には宮本武蔵の妖怪退治の話が残されていたり、織田家と毛利家の対決の話があったりと、歴史的なエピソードには事欠かないお城のようですね。
コメント
[…] あとはほかの回参照。 […]
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