16年ぶりに「ロックマンX7」をやってみた

ひとりごと

こんにちは。

2019081815513200-B20FAEC679A3A9320864DC374CFB9713

親戚の子供と遊ぶ予定の「星のカービィ スターアライズ」を最後までやり通したので、Switchの積んでたゲームに手をつけることにしました。(上記見ての通り、キャラ性能によるゴリ押しです)

ロックマンX アニバーサリーコレクション。筆者はそこそこガチめのシリーズファンで、両方買っています。通常ナンバリングタイトルに加えてGB版、イレギュラーハンターXコマンドミッション全部クリア済み。

さて、そんなアニバーサリーコレクション。筆者が最初に選んだのはタイトルにある「ロックマンX7」。

同じくシリーズ全部やってる方から全力で止められそうなチョイスですが、「辛そうなのからやる」と決めていたのでこれでいいのです。

2019082418434100-005B517DE093C36260DB51738CE1BB38

わかる人が見ればわかるスクショ。

つまり、一応、クリアはしました。

他所ではストレス発生装置とか、定価なんかでかったら金をドブに捨ててるのと一緒とか、かなり散々な言われようです。

個人的にも、16年ぶりにプレイして辛さを再確認したため、改めて何が問題だったのか検討してみます。

一言で言うと、「システムが爽快感を阻害しており、序盤で心を折りにくるから」でしょう。

順番に見ていきます。

辛い点1:思い通りに動かないプレイヤーキャラ

正直、これが一番辛かったです。シリーズ唯一の3Dアクション。
視点は初期の「バイオハザード」系と、無双系の悪いところどりです。視点変更できる箇所とできない箇所が別々に存在しており、その切り替わりが非常に分かり辛い。

次に、移動操作。特に3Dマップで多かったのですが、ダッシュの方向が思い通りにいきません。

特に慣れてないオープニングステージの序盤では、暗いマップの中で敵が黒い爆弾を投げてくるもので、あっという間にダメージがかさみます。

そして、シリーズ経験者への罠。「3Dマップでの壁蹴りはほぼ無理」。

このシリーズ、初代から「壁蹴り」が特徴的なアクションとして有名です。

(スピンオフ元のロックマンシリーズとの差異の一つ)

その壁蹴りは、3Dマップモードではよほどの慣れがないとマトモに使えません。

なぜかというと、3Dの円柱がオブジェクトとして多く、その円柱に対して垂直に近い入力をしなければならないため。

幸い3Dマップで壁蹴りをしないと越せないシーンはほとんどないため、ジャンプなどで対応した方が楽でしょう。

また、特にエックス操作時にはチャージに関する重大なバグがあり、チャージショットを撃ったはずなのに消えている、ということがままあります。

このゲーム、ボスを始めとして難易度はかなり低いのですが、自分の思い通りに操作されずに穴にダイブしていくプレイヤーキャラを眺めていると、本当にストレスが溜まります。

辛い点2:とにかく序盤は固い敵

これはシナリオ的な問題点も含みます。最序盤は攻撃力の高いチャージショットを持った「エックス」が使えず、遠距離連射系の「アクセル」と近距離型の「ゼロ」の二人でステージに挑みます。

しかし、「~X6」まで強攻撃力の代名詞であったゼロのセイバーが弱体化し、非常に使いづらくなっています。結果、ステージはアクセルを中心に進むことになりますが、体力の多い敵はだいたいシールドを張るため、なかなか倒せません。

特にボスはキツいです。私は今回、最初にウオフライというボスを選んでやっていましたが、アクションの関係でダメージを与えられる時間が短い、近距離攻撃も含めてダメージが低い、当てても無敵時間が長いの3重苦で、最終的に別ステージから始めることにしました。

しかし、中盤になると「チップ」というカスタマイズ要素や強力な特殊武器、使用可能になるエックスなど、飛躍的に攻撃力が上がるため、段違いに弱くなります。特殊武器はロックマンシリーズの成長要素なので問題ないと考えますし、カスタマイズ要素は「アリ」だと考えるのですが、序盤はもうちょっと何とかならなかったのかなあ、と思います。

辛い点3:テンポの悪いシステム群

これも序盤に集中していますが、とにかく「スキップできないセリフ」が多かったです。特にオープニングステージのアクセルとゼロのやり取りが辛い。

また、ステージも辛い。X5・6をプレイしていた人なら「エイリア」の一言で理解いただけるかと思います。5のように強制足止めこそないものの、結構な頻度で呼び止められます。

そして、ステージ間のセーブなどのやり取りも辛い。はい/いいえが多すぎて非常にストレス。

辛い点をまとめると……

要するに、慣れるまでのハードルが極端に高いゲームなんですよね。

プレイしてすぐに、格ゲーで言う「わからん殺し」をシステムにされて、再トライに向けてのテンポも非常に悪くて、最初の特殊武器を取るまでに心が折れる。

最初の特殊武器さえ取得してしまえば、ロックマンシリーズ特有の特殊武器による相性有利を使ってある程度ゴリ押しが効き、そのうちチップカスタマイズなどでダメージ半減、無敵時間増などでキャラクターが強くなっていき、どんどん楽になっていく。

なお最終的に楽になりすぎて、ゲーム自体の低難易度でやる気がなくなってやりこみ派も折れるような気もします。

キャラクターを縦横無尽に動かせるようになるまでが文字通り修行ですが、そうなってからは簡単なゲーム、ということではないでしょうか。

ロックマンX7をとりあえずクリアしたい人向けの攻略。

このロックマンX7、古いゲームであることと、評価があまりにも低いため、攻略サイトは極めて少ないです。

私は今回「まぼろし劇場」さんという個人ブログの記事を参考にクリアしました。多分、ここが一番まとまってて分かりやすいです。

ここの記事は1週目のプレイヤーに極めて優しい記事で、「とにかく楽にクリアするための手順」が全て書いてあります。

特にボスの順番をストンコングに持ってきていることが秀逸。

ストンコングステージは3D移動がなく、視点・角度こそ変化するものの、ほぼ今までのロックマンXシリーズとほぼ同じ操作感でプレイできます。また、初期の残機数を増やす「EXアイテム」を初期状態から取りに行けるのも高ポイントですね。

おまけにボスも最弱に近いルーチンで、非常に倒しやすいです。

(正直なところ、X7の3年前に発売されている「星のカービィ64」のウィスピーウッズの方が似たような系統ながらパターンも多くて強い)

ここで取得できるゼロの特殊武器「獄門剣」が最終ボス戦まで使える優秀な防御装備で、動くことで誤操作により穴にダイブするこのゲームで、動かずに防御できる攻撃が増え、次の手をゆっくり考えることができるようになります。

デボニオン戦では攻撃ボタンを押しているだけで体力を半分減らして前半をスキップできるため、まずはストンコングからの撃破を目指すのがオススメです。

基本的にはページの通りに進んでいけば、結構あっさりクリアできます。

もし2週目以降を挑戦するのであれば、おそらくカンガルンから倒しに行くのがいいのではないでしょうか。

カンガルンから倒しに行く場合、ほかのステージよりも有利なのはライドアーマーに乗ることによってボス戦の攻撃力不足を解消できる点。これはX4のドラグーン戦などでも言える話ですね。

また、カンガルンを倒すとアクセルの高攻撃力武器も入手できるため、その後がグッと楽になります。

久々にロックマンX7をクリアしての感想

一言。2週目はやりたくないです。

アニバーサリーコレクションには、コマンドミッションを収録してほしかったなあ、と思う次第。

コメント