『冷房(エアコン)をつけっぱなしにした方が電気代が安い』
そんな噂がささやかれ始めたのは2年くらい前からか。
そもそも電気代を高いと感じたことがなくて、試そうとも思わずに生きてたんだけど、今年はある事情から「ちょっくら試してみるかな」という気分になったのでやってみた。
◆冷房つけっぱなしの背景
もったいぶって書いた“ある事情”は梅酒。
前回の記事でネタにしたあれ。
ひょんなことから梅酒、梅干を作ることになった今年。台所の戸棚の下で今日もすくすく梅たちは育っている(はず)。
我が家の台所は機密性が高いのか、夏になると地獄のような湿気と熱気で人間の私も倒れそうになるほどなので、こんな場所に毎日置いておいたら梅が悪くなってしまうのでは…と心配してもしきれない。
そこで、冷房つけっぱなしを試してみようとなったのである。
◆結果
1ヶ月間、寝るときも私が不在のときも冷房をつけっぱなしにした結果。
※比較
2015年7月:2,852円
2016年7月:2,731円
【 約 2 倍 !!!! 】
事件である。
誰だ、冷房つけっぱなしのほうが安いって言ったやつ。
安いどころか、めちゃめちゃ高くなってんじゃないかよ~。勘弁してよ~。
◆なぜなのか
まずは今年の7月の現状を整理しよう。
我が家の間取り:1Kアパート、約30平米
冷房の設定:27~28℃のドライ、1日中つけっぱなし
不在時の部屋の環境:遮光カーテン、開けて出かける日もあれば、閉めて出る日も。半々くらい。
半分の電気代で済んだ昨年の7月は。
我が家の間取り:1Kアパート、約30平米(同じ)
冷房の設定:25~28℃のドライや冷房。在宅時はつけたり消したり、寝ている間はつけっぱなし、不在時はオフ。
不在時の部屋の環境:遮光カーテン、晴れの日は締めて出かける。
エアコンつけっぱなしという失態以外に大きな変化なし。
◆そもそも冷房代が安くなる説のロジックは?
つけている時間が長くなるのに、安くなる(orつけたり消したいりとさほど変わらない)という説の根拠はなんなのか。
前回に引き続き、インターネッツに色々聞いてみた。
・暑い部屋を一気に冷やす立ち上がりの瞬間がパワーを使う
→つけたり消したりを繰り返すと何度も強いパワーを使うことになり、電気代がかさむ
→とはいえ、30分以上家を空けるなら消したほうがお得という説も
・外気温との差があるほど、立ち上がり時は強いパワーが必要になる
→14時頃の外気温はMAXなので、この時間の冷房使用は電気代が高くなりがち
などなど
参考:
http://enesuke.jp/re9/5999
http://enesuke.jp/re9/937/5
https://enechange.jp/articles/aircon-cooling
まぁそもそも色んな説があるようで。 結局自分の環境で実験してみないと分からないよってことかもね。 だって電気代に影響する要因が、
- 部屋の広さ
- 部屋の向き(南向き、西向きとか)
- エアコンの種類(対応する部屋サイズ、いつ作られたものかなど)
- 冷房の設定(冷房orドライ、温度)
- 使用時間帯
って、たくさんありすぎて、正しく効果を計るのは不可能に近い。
◆まとめ
そうはいっても、調べながらなんとなく以下にあてはまる場合はつけっぱなしが高くつくようような気がしたよ。
ちなみに私は全部あてはまってる。 (家にいる時間が短いってのは単身サラリーマンならだいたい当てはまるけど)
- 家にいる時間が短い(とくに日中)
- 1台のエアコンでカバーする部屋が狭い(部屋数が少ない)
- エアコンが古い
- 機密性の高い家
梅のことが心配ではあるけど、もう二度とつけっぱなし生活はしない、誓う。
◆おまけ
サーキュレーター欲しいなぁ、台所のむんむんする熱気はコレでなんとかなるかもしれない。
でも欲しいものはどれもアホみたいに高い。悲しい。
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