Photoshopでアンディ・ウォーホル風の画像を作成する方法

クリエイティブ

2月1日から5月6日まで森美術館で開催されている「アンディ・ウォーホル展」、強烈なインパクトのあるマリリンのポスターを目にして気になった方も多いのでは。

そして、もしあなたがPhotoshopのユーザーであったなら、「自分の写真もアンディのマリリン風にしたいな」なんて一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

今回、簡単ではありますが、私なりの「Photoshopでアンディウォーホル風の画像を作成する方法」をまとめましたので、ご紹介します。

使用したPhotoshopのバージョンはCCです。

 1.白いキャンパスを作成し、スマートオブジェクト化する

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新規レイヤーを選択し、メニューから「レイヤー → スマートオブジェクト → スマートオブジェクトに変換」でできます。

 2.スマートオブジェクト内に元画像を配置

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変換したばかりのスマートオブジェクトをダブルクリックすると、新しいタブでスマートオブジェクトが開きますので、そこにアンディ風にしたい元画像を配置し、セーブします。

 3.スマートオブジェクト内で、元画像を白黒化

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引き続き、スマートオブジェクト内で、元画像の1つ上に調整レイヤー「白黒」を追加します。良い感じにコントラストの効いた白黒になるよう、各色のパラメーターを調節します。できたらセーブをします。

 4.スマートオブジェクト内での変更が反映される

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元のキャンパスに戻ると、スマートオブジェクト内で実施した白黒化が反映されていることがわかります。

 5.フィルターギャラリーで質感を追加

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元キャンパスのスマートオブジェクトに、フィルターギャラリーから「テクスチャ  →  粒状」を3つ追加します。粒状の種類をそれぞれ「縦」「横」「小斑点」に設定すると、雰囲気のある古っぽい質感に変わります。画像サイズがある程度大きくないと、良い質感にはしづらいかもしれません。そういうことは最初に言えよ、ですよね。。すみません。

 6.着色用レイヤーの作成

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髪や背景、肌、口紅など、着色したい数だけ新規塗りつぶしレイヤーを作成します。メニューから「レイヤー → 新規塗りつぶしレイヤー → ベタ塗り」でできます。その際、レイヤーの種類は「乗算」にしておきます。新規塗りつぶしレイヤーができたら、それぞれにレイヤーマスクをかけておきます。

ネットから探してきた画像をカラーパレット代わりにしています。

 7.着色

塗りつぶしレイヤーのレイヤーマスクを白で塗ると、塗った部分が着色されます。色を変更したいときは、塗りつぶしレイヤーの色を変更することでいつでも変えられます。

背景と髪の毛を着色。

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肌を着色。

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服を着色。

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一応完成。

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顔が黒すぎるのと、服がのっぺりしているのが気になるので、スマートオブジェクト内の「白黒」のパラメータを調整しました。(赤を上げ、青を下げた)

スマートオブジェクトは、あとからこういった調整が効きやすいのが便利です。

さて、一度完成したあとは、塗りつぶしレイヤーの色を変更することで、色々なバリエーションが作れます!

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いかがでしたでしょうか。レイヤー構造を理解する練習にもなりますので、お暇なときにぜひ一度、自分の好きな写真でトライしてみてくださいね。

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